中学生

中学生の勉強法。おすすめなやり方を教えたる

選手時代に優秀だった人間が、教える側として同等に優秀とも限らない。特に天才的な能力を発揮した選手に限って、教えることが下手だったりする。


なぜそうなるかは単純で、基礎となる能力に差があったり、天才が通らなかった所で、悩みを抱えていたりする場合、天才側にとっては解決策などというものは、そもそも存在しないからだったりする。


勉強も似たようなものだろう。


学生時代に優秀で、誰に言われずとも勉強ができた人が、論理的に解説する勉強法があるとする。一見、優秀なあのひとが丁寧に作ったものだから、これを実践すれば私も優秀になれるんだあのひとのようにーーー、みたいなモチベで勉強して、人は失敗する。私は失敗した。


だから中学生の頃、一切勉強をせず、成人してから自分なりに試行錯誤して、これは良いと感じられた勉強法をここに示す。当時の私のように、一切勉強しない、したくない、怠惰なゴミムシ向けの文章となる。これはこれで参考になるはずだ。


Sponsored Link

中学生の勉強法 意識すべき項目

the phrase be conscious on a pin board


闇雲にする勉強はつらい。何もしないよりはマシだが、効率が悪い。嫌いかつ効率も悪いことなど、強烈な原動力がなければ続く道理もない。


そこでまずは、意識すべき項目を提示する。


優先順位

「勉強」と言ったって、実際にはいくつもある。科目で分けるもよし、まずは優先順位を決める。


決定する理由は何でも良い。将来に役立ちそうな順番でも良いし、現在のテスト結果が悪い順でも良いし、良い順でも良いだろう。とにかく優先に取り組む順位を設定する。


こうすると何が起きるかと言えば、必然的に優先度上位の項目を「多く」やるようになる。下位の項目よりは間違いなく、多くやることになる。

私が考える「勉強をうまくやる」コツは、自己検証をやることだ。

ポイント

・取り組んだ時間
・集中できたか
・手応えは?
・数値的な上達度
・1ヶ月間の反復回数


例えば、このような項目を作成して、1つの教科に対して定期的に検証して見直し、それを更に良いものに発展させようとすりゃ、勉強は嫌でもうまくいく。


なのですが、「最初から」きっちり全部やろうとしても、どーせ、うまくいかない。なぜならめんどくせーからだ。勉強に取り組みました、で、終わりました、の瞬間に、スマホに上の項目が自動的に入力されるような、体重計測アプリみたいなことができりゃ話は別だが、2023年現在、そんな素晴らしいテクノロジーは存在しないから、工夫するしかない。


その工夫の第一歩は、最初は簡易的にやることだ。そうすれば面倒くささは軽減されつつ、ちょっとした積み重ねが自信へとつながる。そういう意味で、優先順位を決めることには意味がある。


優先順位を決めて検証できること


AよりBを多くやっていること。

多くやるとどうなるかわかる。

自分に向いてる勉強の方向性がわかる。




AよりBを多くやっていること。

優先順位を決定した時点で、どっちかに比重が乗る。勉強より彼女との時間を優先しようと決めたのに勉強の時間が更に増える人間はいないだろう。

放置プレーも彼女との時間である的な変態野郎以外は、基本的に勉強量は減るはずだ。


多くやるとどうなるかわかる。

Bを多くやった結果、どのように変化したのかがわかる。


大概、Bの結果が良くなるだろうが、取り組む物事によっては、あまり差が出ないケースもあるだろう。こういう細かな事実はしっかりメモしておくと良い。


こういう自分だけのカルテは、今後に活きる。


自分に向いてる勉強の方向性がわかる。

優先順位を決めて取り組んで、その成果を見る。だいたいの人間は、並列でやってたとき以上の成果を体感できるだろう。


この時点で、少なくとも、優先順位を確定させて勉強に取り組めば、上位の項目においては勉強して結果を出せるんだと、わかることになる。


これが何も考えず、漫然と勉強に取り組んだ所で、何一つ「自分で方向性確定」させていないし、勉強をやったかやんないか、成果が出たかでないか、みたいなざっくりとした二択の成果しか見えないから、やったのに成果でない、つまらない、みたいな悪い思考に到達しやすくなる。


この科目においては、現状、やっても成果が出にくいかもしれないなみたいな二択ではない発想に至らない理由は、一つでも自分で方向性を確定させてないからだ。


向いてる度

優先順位と同じように重要な項目である。


取り組むことがどれだけ自分に向いているかを確定させる。5段階評価で点数をつけても良い。最初は簡易的に向いてる向いてないで決めても良い。


こうすることで、また新たな視点での検証ができたことになる。


向いてないことは成果までに時間が掛かる。

向いてると思ってたことでも時間が掛かることがある。

向いてることを優先的に取り組むと爆発的に伸びる。

向いてなくても優先的に取り組むばある程度の成果がでる。



たとえばこんな形で、優先順位を決定したときと同様に、「わかること」が増える。


最初は簡易的でも、自分を動かす上でわかることが増えたほうが有利だ。そういう意識、考え方があれば、いくらでも様々な物事に応用ができて、攻略することができるからだ。


やったのにできない、だから無駄、やらない、嫌いだからやらない。このような単純な思考しか持ち合わせがないなかで、無理やりに勉強などするなよ時間の無駄だから。


反復数

何かをモノにする上で、重要な要素の一つは、反復数だ。繰り返すことで人間は進歩できる生き物だ。まずは簡易的に、1週間で◯◯を何回やったかとか、何時間やったかなどのメモを取ろう。


どれくらいの反復をすると成果につながるか

向いてないことと反復結果

向いてることと反復結果



いくつかのバリエーションで、自分が勉強した際にどのような結果につながるのかを知ることができる。これがわからず、闇雲に繰り返しているからだるくなる。


これくらい反復すると、わかるようになるとか、成果につながるんだよなとわかった上での反復は、ゴールがある程度見えてるから苦労感も薄いし、ある程度前向きに取り組める。


優先順位、向いてる度、反復数、まずはここに意識を持っていけ。そして最初は極めて簡易的にやるのがコツだ。最初から細かく全部をやろうとした所で、どうせできやしねえし、めんどくさくなって何もやらない世界に突入するだけだからだ。


勉強をできなくする世界最強のコツは、やらないことと知れ。


シアトリズム ファイナルバーラインを例に

最近買って遊んでいる。ファイナルファンタジーの曲に合わせて、横から動いてくるノーツに反応する音ゲーだ。


私はダンレボと、ビートセイバーのような体を動かす系の音ゲーしか通ってないので、最初は指先の操作感覚に苦労した。しかし、1ヶ月も繰り返してプレーする中で徐々に進歩して、今では超絶難易度の曲でもSSS評価が出るようになってきた。


さて、この音ゲーにおいても、上で書いてきた勉強法に似た所が内在している。


シアトリズムでは、挑戦した回数が曲ごとに表示され、BESTスコアの形で己がやった曲の最高得点もわかるようになっている。このときに、曲のレベル設定は同じなのに、挑戦回数の割に得点が低い曲があったり、挑戦回数少ないのに得点が極めて高い曲があったりする事実に気づく。


これはまさしく、向き不向き以外のなにものでもない。明確にはわからない。曲調なのか、ドラム音的なリズムなのか、あと過去に聞いた回数も影響しているのかもしれないが、いずれにせよ、音ゲーだって「上達させたい」が目的だったら、それは勉強と根本一緒だろう。


検証材料に意識が向かったら、次はどう行動を取るか、そこは己のセンスに掛かっている。向いてない曲を優先的に取り組んで、改善する道を突き進むか、向いてない曲は一旦シカトして、どんどん高難度の曲に取り組み、あとになって戻ってきて出来るようになってる自分を期待する道を進むか。


これもやってみないとわからないが、いくつかの視点でもって取り組むと、苦しくても前向きに取り組めるものだ。






Sponsored Link

-中学生