作文

中学生の作文書きたくねえ人向けのコツ

「中学生 作文」でググると、クソマジメな作文作法が上位表示しておる。

  • テーマに対する考え方
  • 構成の立て方
  • 作文の構成
  • 作文の型
  • 書き方のコツ
  • 書き出しのコツ
  • 書くときに気をつけるポイント


このような流れで、上から順序よくやっていけば作文が完成するらしい。そうなんでしょう。そんなだろうけど真面目だねえ、と息苦しく感じてしまった。


私は二十歳を過ぎるまでまともに文章を書いたことがなかった。読書経験もほぼない。親から何度も本を読みなさいと言われたが、一切言うことを聞かなかった。


そんな中学生の私に、上の順序でやってみなさいなんて言われた所で、「なんだそれめんどくせーなおい、別に作文なんて書かなくても死なねえだろ? 死ぬのか? だったら今すぐころせー」である。



これは極端な例だが、この記事では昔の私のような、作文にたいして「どうしようもなくやる気のない」人間に向けたコツを書くこととする。


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中学生が作文を書くコツ【目的、ゴールはなんだ?】

ゴール設定

おそらく、「作文を書いて出さなきゃいけない」から「作文を完成させる」が目的、ゴールになっているだろう。


だから、お前はダメなんだw


〜しないといけない


みたいな文脈、出発地点、原動力、言い方はなんでもいいが、結局「やらされてる」とか「イヤイヤ」やってる時点でほとんどの物事はうまくいかない。


他のことで考えてみろ。作文を書く以外の課題。たとえば、「超嫌いな異性にちんこを入れる」に置き換えてみる。


これは作文を書く以上にめちゃくちゃ難しい。難易度で言えば天と地ほどの差がある。更に言えば、色々なリスクも伴う。犯罪的リスク、心が傷つくリスク、トラウマに発展する可能性もあるし、相手から危害を加えられる可能性すらある。


しかしこれが「相思相愛になれる相手を見つけて期限内に合体せよ」だったら話は違ってくる。前向きかつ、ポジティブなアイデアが湧いてくるし、上記のリスクもほぼないと言える。誠実に頑張って失敗した所で、その経験は次のチャレンジに活かされることだろう。


つまり、極端に言えば「作文を書かなればならない」なんて目標設定をしてる時点で、やろうとすればするほど泥沼だし、うまくいく道理がないと言い切れる。


中学生が作文を書くコツ【考え方について】

視点について

長い目を持っているか、目先のことしか考えていないか。


ここにフォーカスしろ。


作文が嫌い苦手書きたくない。今、目の前にある感情にしか頭が向かない=目先のことしか考えていない。こういう考え方だとうまくいかない。


苦手なことを克服する経験は、他に活きる可能性がある。文章を書くスキルは自分の思考レベルを向上させ、将来的に多方面に役に立つはずだ。このような視点を持ち、努力できる=長い目を持っている。と言える。


で、今現在、長い目を持っている奴はもういい帰れw そんな奴は何の指南も必要なく、自分の人生を自らの力で切り開いて行けるだろう。お前は既に優秀だよ最高。


問題は目先の感情でしか動けない、私のような人間のほうだ。そういう奴に「長い目」なんて期待しても無理である。明日のことだって考えられないのだから。


細かな成功体験

そういう人間に最も必要なのは、細かな成功体験の積み重ねだ。これはもう間違いない。できもしねーのに、一撃で作文を書き上げて提出したいなんて甘いこと思ってやがるから何も前に進まないんだよ。


1時間で何文字書ける?

1時間を費やして100文字しか書けないのなら、そこを起点に1時間で200,300と書ける文字数が増えるように繰り返せ。文字数を増やすだけなら地球人であれば、その程度の進歩はできるはずだ。それすらできないと言うのならお前は呪われているのでまずは、除霊してこい。


書くテーマを決めて書いてみる

何を書いても自由、これがイージーになったら、書くテーマを決めて書いてみる。そうすると、テーマによって書きやすい、書きにくいが見えてくる。ほとんどの人間にとって、興味関心が高いテーマのほうが書きやすいはずだ。


まずは興味あるテーマで書いてみる。このときも所要時間に対してどれだけ書けたのか計測する。何かを継続させて進歩させるコツは、己の上達を味わうことだ。


ゲームが面白い所は、やってりゃ上手になりそれが視覚化されてるからって部分もある。だから作文においてもゲーム感覚でやったほうがいい。


読み返す

1時間に書ける量が増えました。テーマを選んで書けるようにもなってきました好きなことだけだが。


ここまで来たらはじめて、己が書いた文章を「読み返せ」。そして検証する。


心持ちとしては、他人が書いた文章を今はじめて読んでいる感覚で読む。そして正直な感想を明確化する。


読みやすさはどうだ。説得力は。内容の濃さは。誤字脱字、1文の長さは最適か。リズム的に良い感じになっているか。


文字数を積み重ねられるようになったら、その先を見据える。内容を吟味する。自分で読み返し、こうしたほうがいいかな〜と考え始めることで文章力は上達する。何事もそうだろ?




とは言えだ、最初からそんなことまでやろうとすると、絶対失敗する。めんどくせえし、できやしないからだ。己のレベルにあったハードルを一個ずつ攻略して進化していく。細かな成功体験を繰り返すしかない。


最初からパッと文章を書けるやつも、お前が気づかない内に何らかの形で「自然と」「本人も気づかない内に」細かな成功体験を繰り返してるだけだ。本を読むのが好きで結構読んでたり、文章を工夫する習慣があったりとかそういう感じで。アクション要素よりも文章を読み込んで理解する要素の高いゲームを選んで遊んでたとか、漫画選びなども影響するだろう。



持って生まれた才能なんて言う都合の良い解釈で片付けるな。飛び抜けた才能の持ち主は存在するだろうが、で? それと己が進化できない理由に一切の関係がない。


中学生が作文を書くコツ【自分で決めて、できることからやる】

世の中には、誰かに言われないと行動を取れないなどと言う層がいる。作文できない。隣に専門の先生がいて、手取り足取りやり方を教えてくれたらちょっとは頑張れるかも。みたいな。


私には1ナノも理解できない。怠惰な自分を自分で受け入れる言い訳を作ってるだけじゃないのか?


てか仮に、「誰かが原動力」「言われるとできる」がそいつの「真実」だとして、そのままでいいの?w と思う。非効率じゃね?と。 だってそのルールは作文以外の物事にも当然用いられるわけで、その都度、「できない自分」を認めて誰かを探し誰かからの助言を求めるステップが必要になるんだろう?


まず手間だし時間掛かるし、人間の性質上、誰かに言われる以上に、自分で決定し前向きになったときのほうが、質量共にハイクオリティを発揮できるわけで、その非効率的過ぎるルールは、現状真実だとしても変革したほうがいい。


手をうごかせ

1文字も書けないのなら、1文字は書けるようにしろ。1文字書けたら、次は速やかに圧倒的スピード感で1文字書けるようになれ。だいたいできねえ理由をあーだこーだ考えるうるせーやつらは、このような思考での行動が足りない。


どーでもいいから手を動かせ。そしてそのハードルは自分で決めるんだ。物事には向き不向きがあるから、他人と比べても全く意味がない。己が実践10日目で設定したハードルを、ある人間は初日で飛び越えた。んなことは当たり前に起きる。基本的に気にすることじゃない。



感情の高まりはチャンスである


ただし、心底、初日で飛び越えた奴が気に入らないのなら、それはチャンスである。なんとしてでも、「そいつ以上に高いハードルを超えるにはどうしたらいい?」と考え続けろ。脳はGoogleエンジンよりも超高性能だ。何度も繰り返し問いかける事に対し、正確な解答を常に用意してくれる。


Googleと異なる点は、「検索結果」という形で常に表れるわけじゃない点だ。本人が気づかぬ内に「行動が変化」していたりする。その変化は、何度も「問いかけたこと」の答えが反映されていたりする。


「どうしても」「なんとしてでも」「心の底から」、このような熱量の高い思いは、何度も繰り返し脳に質問をしていくと、高頻度で解決できる。そういう意味でチャンスなのだ。

継続は力なり

この言葉は真実だが、コツについてもしっかりと考えたほうがいい。大抵の人間はできもしないのに無理な設定をして、継続は力なりと知っている割に継続できないからだ。

こう考えてみろ。

Aは、毎日作文を書くと決めた。1ヶ月しか続かず、嫌になって辞めた。終わり。

Bは、1週間に1回だけは作文を書いてみることにした。5年経過した。まだ続けてる。

継続がなぜ力になるかと言えば、人間はロボットみたいに予め決められたプログラムで動かないからだ。反復することによって進化する。反復する機会は継続によってもたらされる。


さて、先のAとBの反復回数を数値化してみよう。Aは一ヶ月毎日やったとして約30回だ。かたやBは、1年は約52週なので約260回となる。Aと比較するとおよそ8倍やっていることになる。


ある人間より8倍近くやってて、そいつよりも成果のでないことってあるか? あるとすれば、著しく才能に差があるか、努力の方向性がてんで間違ってるかのいずれかだろう。いずれにせよ、ほとんどの物事は、たくさんやってるほうが勝つ。


いずれにせよ、継続って言うと、毎日だとかストイック的な手段を実施しなければならない固定観念があるだろうが、そうじゃない。自分にあった方法で結果的に継続できれりゃ、それは継続なのだ。ここの理解に私が中学時点で到達していれば、今頃とんでもない人物になっていたことだろうw.

ちなみにここまで約4000字を書いた。二十歳の頃は、3行の文章を書くにも1日仕事だった私なのに、今では1時間程度で書けるようになった。

私は単純に、人より文章が書けない自分にムカついた。それは交友のある人物のブログを見て、真似して作ったときに体感した。そして「どうやったらできるようになるのか」を考え続けて、思いついたことをなんでも取り入れた。


嫌いだった活字の本を読んでみたり、上手いなと思う人の文章をタイピングしてみたり、最近は部屋をウロウロ歩きながら音読したりもしている。上手くなったかどうかはさておき、書こうと思った内容をそこそこの時間で書き切れるようには成長した。

成人後の脳でもいけるのだから 中学生の脳でできない理由はない。

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